30歳になる美容師さんへ。

こんにちは!

本日は、少しだけ“現実寄り”のお話をします。


ここからは、少しずつ責任が増える時期です。

20代の頃は「若いから大丈夫」と言ってもらえたり、

失敗しても誰かがフォローしてくれたり、

なんとなく許されることも多かったと思います。

30代になると、

その“なんとなく”が減っていきます。

でも、それは悪いことではなくて、

あなたが“選ばれる側にまわる”ということ。

美容師としても、人としても、

ここからの積み重ねが、そのまま未来の信用になる。

私はこれまで、いろんな美容師さんを見てきました。

技術はあるのにお客様の支持につながらなかったり、

自分を追い込みすぎてしまったり、

気づかないうちに負のループに入ってしまったり。

20代までは、誰かが手を貸してくれた。

親も、先輩も、環境も。

でも30代は、

“自分の足で立つ”時間が長くなる。

それに気づけない人もいるし、気づきたくない日もある。

それは、全然普通です。

人生の1/3が終わったという事実より「まだ2/3残っている」

ここから、未来の景色はいくらでも変わります。


美容師さん。

今、どんな日々ですか?

仕事。

家庭。

将来。

お金。

健康。

人間関係。

20代よりも考えることが増え、悩みの質も重たくなる。

SNSを見れば、幸せそうな投稿、順調に見えるキャリア、ご家族との写真、立派な豪邸。

で、ふと胸の奥に浮かぶ。「自分だけ遅れてる?」

その感覚は今も、この先も社員のためにあります。


30代の10年は、正直しんどい。

ただ、成長できる10年です。

期待されることが増え、求められる結果も大きくなり、背負う責任も増えていく。

本気で走れば走るほど、高い壁が急に出てくる。

そしてぶつかって、うまくいかなくて、落ち込む日も出てくる。

それでいいんです。

壁は“ダメな証拠”ではなく、“成長している証拠”。

むしろ、壁と出会わないほうが危ない。

“楽”を選べばラクです。

でも、そこに“楽しい未来”は生まれにくいかと。

この2つの「楽」は似てるけど、まったく違う。


私、43歳が考える人生の面白さは、

越えた瞬間にしか出てこない。

うまくいかなかった日があるから、できるようになった日の嬉しさもある。

悔しさも、挫折も、失敗も、全部が強くしてくれる。

そして前を向いて歩いていれば、必ず、ほんの少しずつ景色が変わっていく。

一発逆転なんてなくていい。毎日の積み重ねが、財産。


30代。迷っていい。焦っていい。立ち止まっていい。

人生の中盤も入ってない。

ゆっくりでいいから、少しだけ前へ。

私は、43歳。

まだまだ“挑戦の途中”です。

負ける日もあるし、悔しい日もあるし、胸を張れない日がほとんど。

でもね、ひとつだけ確信して言えます。

その先の40代は想像よりずっと楽しい。

壁が来ても、怖くない。

むしろワクワクする。

「お、来たか。これ超えたらまた成長できるやん。」

そんなふうに、自然と思えるようになる。

人生は一度きり。

焦らなくていい。

無理しなくていい。

キモくなってきたので

ではでは



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